森林を守り共存するために

今なら多くの人々が、「森林が人の生活に大きな影響を与えている」ことを知っ
ていますよね?。
ここ数年来、世界各地で起こっている異常気象や自然災害も、もとをたどれば
社会の発展にともなって行われた「無計画な木の伐採等による森林破壊」が原因
である事にも気付いているでしょう?

いま、世界中で森林に対する考え方が見直され始めています。人の未来に好影響
を与える大切な自然資源として考えられているのです。その証拠に2006年の
国連総会で、「2011年を国際森林年とする」との決議がなされました。

世界各地の森林地帯の減少や劣化は、ほとんどが人間の手によるものです。
国際森林年は、改めて人々に森林を理解し、未来に向けて森林を守ろうとする気
運を高める類のものでした。どうやって森林を保全し、それを具体的にはどのよ
うに持続していくのか?

国際森林年は、日本でもあらためて森林資源について考える良い機会になりまし
たね。

日本では林野庁を中心に、有識者委員会が設置され、行政、企業、学校、ボラ
ンティア団体等いろいろな団体が森林保護に乗り出しましたね。

そういう団体の一つに、岡山県高梁市に拠点をおく「フォレスト フォー 
ピープル岡山」があります。

もとは、岡山県備中地方の里山を守り、里山の暮らしを継承する活動がこの組織の
始まりです。2006年に特定非営利活動法人としてスタートし、2011年
の国際森林年に合せて、「特定非営利活動法人フォレスト フォー ピープル岡
山」と改名しました。そしてその活動は現在に至っていますし、また活動範囲も徐
々に拡大しています。事業内容も多岐にそして内容の濃いものになっています。

このNPO法人活動で特記する事は、行政、企業、法人が協力して備中の森林資源
を保全維持していこう、そして森林の未来を担う若い人々に森林環境教育を行って
いこうとするところでしょうか?

高梁市には多くの企業と幼稚園から大学まで教育機関もそろっています。その環境
を最大限利用して、森林の間伐、枝打ち、植林等の林業とその木材を使った木工業
や関連産業の促進を行っているのです。また子供や青少年を対象としたキャンプ、
自然観察会、里山体験などの健全育成教育は、自然の仕組みを正しく理解する次世
代の人材育成につながっています。

こういった産学官民連携の試みはここ岡山だけに限らず、全国各地で行われている
のです。